セミナー 調査・事例集 メンバーログイン

2021年12月01日

株式会社コーチ・エィのファウンダーである伊藤守が監修した『ヒトデ型組織はなぜ強いのか~絶対的なリーダーをつくらない組織が未来をつくる』が、2021年11月19日にディスカヴァー・トゥエンティワンから刊行されました。

ヒエラルキー型組織と分権型組織

「ヒエラルキーが存在しないとどうなるか」がテーマの本書は、2007年に日経BP社から刊行された『ヒトデはクモよりなぜ強い』の新訳です。 本書の原書である "The Starfish and the Spider" が出版されたのは2006年。中央集権型組織と分権型組織を、頭を潰すと死んでしまうクモと、どこを切っても生き残るヒトデにそれぞれなぞらえたタイトルとなっています。

近年、組織体に限らず、ネットワーク型、分権型のビジネスモデルが多くの分野で産業構造を大きく変化させています。また、分権型組織や、ホラクラシー、ネットワーク型組織といった表現で、組織の新しいあり方が注目され、多くの組織が模索を続けています。2006年当時に著者らが発見した変化の萌芽は、いまや大きなうねりとなり、社会を変えつつあります。

コーチングとヒトデ型組織

本書は、「分権型」の価値を評価しつつも、外部環境の変化に応じて、中央集権型、分権型のそれぞれよいところを取り入れつつ、迅速に組織やビジネスモデル変化させていくことが重要だといいます。

グローバル化や技術革新によってもたらされる大きな変化に対応するには、指示を待つのではなく、自ら考え、行動を起こす自律的な人材が求められます。コーチ・エィは、コーチングによる自律的な人材の開発を通して、新しい時代にふさわしいヒトデ型組織の実現に貢献します。

【書籍情報】

タイトル:『ヒトデ型組織はなぜ強いのか』
著 者: オリ・ブラフマン、ロッド・A・ベックストローム
監修: 伊藤守
定 価: 2,200 円(税別)
発売日: 2021年11 月19日
出版元: ディスカヴァー・トゥエンティワン

■本件に関するお問合せ

株式会社コーチ・エィ コーポレート・コミュニケーション
こちらのフォームよりお問い合わせください。


『ヒトデ型組織はなぜ強いのか~絶対的なリーダーをつくらない組織が未来をつくる』 目次

はじめに
第1章 MGMの失敗とアパッチ族の謎
第2章 クモ、ヒトデ、インターネットの社長
第3章 ヒトデだらかの海
第4章 5本の足で立つ
第5章 触媒の秘めたる力
第6章 分権型組織との対決
第7章 コンボ・スペシャル:ハイブリッド型組織
第8章 スイートスポットを探して
第9章 新しい世界
 エピローグ
 注釈
 謝辞
 監修者あとがき
 索引

【監修者プロフィール】

伊藤 守 いとう・まもる

株式会社コーチ・エィ ファウンダー/取締役

日本大学大学院 総合社会情報研究科 修士課程 修了。日本人として初めて国際コーチング連盟(ICF)よりマスター認定を受けた日本のコーチング界における草分け的存在。1997年にコーチ・トゥエンティワンを設立し、日本で最初のコーチ養成プログラムを開始する。2001年には株式会社コーチ・エィを設立し、エグゼクティブをはじめとする企業のリーダー開発や組織変革に向けたコーチングを提供。人と人との関係や、コミュニケーションに対する研究は40年にわたり、それらのテーマを中心に執筆活動を行う。コミュニケーションやコーチングに関する著作は50冊以上。その他、数多くの雑誌や新聞等における連載などの実績をもつ。 ビジネスおよびコーチング界における長年の経験をもとに、 講演活動も活発に行っており、その対象は、 企業、経営者協会、 地方公共団体、医療や教育機関など、多岐にわたる。

『コーチング・マネジメント』、『3分間コーチ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『もしもウサギにコーチがいたら』(大和書房)、『こころの対話 25のルール』(講談社)他、著書多数。