株式会社コーチ・エィのファウンダー 伊藤守は、社会構成主義*の理解と普及を推進する米国の機関「タオス・インスティテュート（The Taos Institute）」より、名誉会員に選出されました。
タオス・インスティテュートとは
タオス・インスティテュートは、社会構成主義の考え方が人々の生活や幸福にポジティブな影響を与えるという信念のもと、その理論に基づいたコンサルテーションやワークショップなどの実践、社会構成主義に関連した文献の紹介などを行っている機関です。1990年代初頭に、社会構成主義の第一人者であるケネス・ガーゲン博士や対話や心理学の分野で国際的に評価されているハーレーン・アンダーソン博士などを含むメンバーによって設立されました。
タオス・インスティテュートの名誉会員（Honorary Associates）とは
名誉会員（Honorary Associates）には、タオス・インスティテュートの対話の実践、理念の構築において、多大な貢献を果たした個人が選出されます。伊藤守は、1997年にコーチ・エィ（当時のコーチ・トゥエンティワン）を設立し、日本におけるコーチングの普及に貢献するほか、コーチングを通じた組織内のリーダーシップ開発を支援してきました。2010年代以降は、社会構成主義をベースにとした、システミック・コーチング™のコンセプトを打ち立て、対話型組織開発の推進に取り組んでいます。その実績と、タオス・インスティテュートのミッションを支持する姿勢、また、伊藤個人の長年のコーチングの学びと実践が認められ、このたび「名誉会員」へ推薦されました。
＊社会構成主義
世の中に存在する、意味、価値、行動の源は、人と人との関係性の中に存在し、人は対話を通して意味をつくっていくという考え方。
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社会構成主義関連書籍：
『現実はいつも対話から生まれる～社会構成主義入門』、ケネス・J・ガーゲン、メアリー・ガーゲン（著）、伊藤守（監訳）、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2018年
『ダイアローグ・マネジメント～対話が生み出す強い組織』 、ケネス・J・ガーゲン、ロネ・ヒエストゥッド（著）、伊藤守（監訳）、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年