2021年9月1日より4日間にわたって開催された日本経営学会第95回大会(同志社大学:オンライン開催)において、株式会社コーチ・エィのエグゼクティブ・ビジネス・パートナーである二松学舎大学国際政治経済学部(所在地:東京千代田区)小久保欣哉准教授による「大手企業ト ップへのエグゼクティブコーチングは経営成果に影響するか:傾向スコア・マッチング法による実証分析」と題する研究発表がありました。
研究の目的
小久保准教授の研究は、Google、Apple、Facebook、Amazon(GAFA)に代表されるような米国の成長企業においてエグゼクティブ・コーチングが活用されている事実を踏まえ、エグゼクティブ・コーチングを導入する日本企業においても、経営成果にポジティブな影響があるか否かを実証することを目的としたものです。
研究対象と結果
研究対象は、2017年から2019年までの3年間でエグゼクティブ・コーチング導入した東証1部上場企業及び上場子会社60社の「会長・社長・CEO」で、コーチング支援を受けている企業では、経営成果(利益額CAGR、利益率CAGR)が向上していることが確認されました(統計的に正で5%有意水準)。
株式会社コーチ・エィが、日本企業に初めてコーチングを導入したのが2001年。それから20年を経て、エグゼクティブ・コーチングを活用する大手企業が一定の水準まできたことが、今回のような研究に結びついていると考えられ、当社としても喜ばしい限りです。
小久保准教授によると、今後は経営トップがコーチング支援を受けることで、具体的にどのように経営成果につながるのか、より精緻なプロセスと因果経路を明らかにしていくとのことです。日本企業におけるエグゼクティブ・コーチング活用の持続的発展に向けて、次の研究結果が待たれます。
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