株式会社コーチ・エィ(東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木義幸)のリサーチ・研究部門、コーチング研究所は、2020年4月3日、リーダーのコミュニケーションスキルに関する研究レポート「『1on1』で、部下の主体性を高める~上司の『聞く』スキルの向上が、部下の行動を変える」を同研究所のウェブサイトで発表しました。
上司の「聞く」スキルの向上が部下の主体性に変化をもたらす
近年多くの企業では、上司と部下の間で1対1の面談「1on1」が行われています。「1on1」において、部下の目標達成に焦点を当てた対話をしたり、行動変容をうながしたりする際には、コーチングを取り入れることが効果的です。
今回のレポートは、部下の主体性の向上と上司のコーチングスキルの関係性を調べたもの。上司の「聞く」「承認する」「質問する」という3つのコーチングスキルが向上したときに、部下の主体性(目標達成意欲や周囲への関わりの意識)がどれだけ変化したかを調査しました。
その結果、上司のコーチングスキルの向上は、いずれも部下の主体性を高めることが分かりました。なかでも上司の「聞く」スキルが、部下の主体性に最も大きく影響を与えています。レポートの詳細はこちらからご覧いただくことができます。
部下の主体性※1と上司のコーチングスキルの関係
※1 主体性:ビジョンの明確化や仕事の創意工夫・新視点の取入れなど、部下個々人の仕事への取り組みに関する自己評価。
※2 各スキル向上:代表的なコーチングスキルとして「聞く」「承認」「質問」の3種類を取り上げた。このうち1つのスキルに関してのみ部下からのアンケート評価が1pt上昇し、他の2つのスキルの評価の変化は1pt未満だった上司のデータを抽出し、3つの群を定義した。サンプル数は、聞く:n=24、承認:n=96、質問:n=39。スキル、主体性ともに、変化量はコーチング開始時から半年後にかけてのアンケート回答スコア(7段階評価)の差分。
調査概要
調査対象:コーチ・エィのプログラム・DCD参加者
調査内容:D-meter(DCD独自アンケート)による
調査期間:2015年5月~2018年7月
コーチング研究所では、組織のリーダーを対象としたリサーチ結果をもとに、リーダーシップやコーチングの効果などに関するレポートを発表しています。レポートはこちらからご覧ください。
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株式会社コーチ・エィ コーポレート・コミュニケーション 神野(かんの)
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